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食育への取り組み

豊かな自然環境を守り、
食文化を世代を超えて伝えたい。
温故知新のもとに。

米と郷土食を次世代に

現代の食生活は大変多様です。
和洋中の様々な料理にカフェメニューにイタリアンにフレンチと多種多様な食事をすることができます。
またコンビニや量販店のお惣菜、さらにインターネット販売で世界の珍しい食材もカンタンに手に入ります。
その結果、地域ならではの受け継がれて来た食文化の継承が出来にくくなってきました。

小家族での食事や食事の時間がバラバラ。忙しい毎日、効率よく時間を使いたいお母さん。
古くはおばあちゃんからお母さんへ、そして娘へと受け継がれた家庭の味や、郷土のお祭りなどで振る舞われた郷土食。 一緒に台所に入って、会話と一緒にその手で受け継がれたものです。
米食文化と一緒に受け継がれて来た、地域の産物を使ったおかず。
浜田の山間部では朴葉ごはんや黒豆ごはん。浜ではぼべ飯があります。
作り方を知らない世代が増えてきました。
もはや家庭だけでは出来なくなった食の継承。

このような作業は生きるための知恵なのです。
この経験は大人になった時、ふるさとを大切に思う気持ちや、目上の人を敬う気持ちを育てる事になります。
「食育」はただ食を学ぶのではなく、こうした気持ちをしっかりと刻む事が大切だと思います。

現代の食にマッチした米粉

「温故知新」。 米は弥生時代から日本人になくてはならないものです。
欧米文化が日本に入って来て、パンやピザなども日常食になりました。
米のおいしさを味わいながら、現在の食にマッチした米粉パンや米粉ピザを自分で作って食べてみる。
米を生産するからこそ形成された集落組織。古くから田植えや稲刈りは協同で行って来たのが日本の農業の特徴でもあると思います。
パンやピザ作りもみんなで作り食べることでともに働く喜びも生み出しています。
私達は「米粉ピザ釜体験」で、地域食材をトッピングしたり、時には田舎のお母さんの郷土料理を振る舞い「結」に近い交流をしています。